コーヒー 水道水 ミネラルウォーター

コーヒーに使う水は軟水が良い

コーヒーポット

当サイトのタイトルをご覧になって訪問された方なら、コーヒーを淹れるにあたっての水の重要性は、もうすでにご存知だと思います。
また水の硬度についても、一般的に軟水が向いている、ということもご存知のはずです。
当サイトは以下、「コーヒーに使う水は軟水が良い」という前提で進めさせていただきます。
「いや、硬水だってエスプレッソには向いているんだぜ」という方は申し訳ございません、以下コーヒー=軟水がベスト、をごり押しで記述してまいりますのでご了承ください。

コーヒーの味に与える水の要素

酸味や苦味、甘味などのコーヒーの味覚は水によって違いがでますが、それらに実際に影響を与える水の要素は

  • 溶存酸素
  • 硬度
  • ph(ペーハー)
  • 残留塩素

の4つです。
まず溶存酸素についてですが、これは水に溶けている酸素の量のことで、これが多ければ多いほど「美味しい」水となります。
硬度はミネラル(カルシウムとマグネシウム)の量。多ければ多いほど味が重くなり、コーヒーは苦みを増していきます。
ph(ペーハー)は水の中に水素イオンがどれだけ存在するかを1〜14までの数字で表しています。このphも水の味に影響を与え、中性が最もおいしく感じます。酸性に傾けば酸味が増し、アルカリ性に傾くと酸味が減り、まろやかになります。
残留塩素は、水を消毒滅菌した後も水中に存在する塩素で、日本の水道水には必ず入っています。このおかげで水は安全な水になりますが、カルキ臭がしたり、皮膚が弱い人の肌荒れの原因になったりします。

水道水の場合

溶存酸素

水道水の溶存酸素はおおむね4〜7ppmと言われています。
溶存酸素は水の温度が高くなると喪失するので、沸騰後はすぐに火を止めることが推奨されています。
しかし、水道水の場合トリハロメタンという有害物質があり、これは温度が上昇するにつれ増加してしまいます。
増えたトリハロメタンを減らすには10〜15分ほど沸騰させ続ける必要があるので、溶存酸素は減ってしまいます。

硬度

日本の水道水は軟水です。硬度は水道局によってまちまちで沖縄などは硬度が高いようです。
住んでいる地域の水道局のサイトを確認すれば硬度は確認できます。

ph(ペーハー)

水道水は中性です。しかし沸騰させると上述の溶存酸素が減ってアルカリ性によります。ですのでコーヒーの味は酸味が減りまろやかになりますが、かえって味がぼやけることにもつながります。

残留塩素

日本の水道水には必ず残留塩素があります。そして水道法により、各家庭には基準以上の残留塩素濃度の水を供給しなければなりません。
このため、浄水場近くの家の蛇口からはどうしても塩素濃度の高い水が出てしまいます。
残留塩素は煮沸によりなくせますが、上述のとおりトリハロメタンを減らすためには一定時間沸騰させ続けなければなりません。

ミネラルウォーターの場合

溶存酸素

よくコンビニなどで売っている「酸素水」は水道水の40〜50倍の溶存酸素があります。しかしその効能はあいまいで必ずしも体によいわけではありません。
ただ、溶存酸素は沸騰させると減少するので、もともと溶存酸素の量が多い水なら、コーヒーを淹れる際には溶存酸素が水道水よりも多いことになり、結果おいしくなります。
しかしこの酸素水をコーヒーに使うのは現実的ではありませんね。どんだけコストがかかるねん、と。
その他のミネラルウォーターでも酸素水の量とまではいかなくとも、水道水より溶存酸素が多いものはあるので、メーカーなどのサイトを確認するとよいでしょう。
なかでも「天然水」と呼ばれるものには非加熱処理のものがあり、溶存酸素が豊富です。同じミネラルウォーターでも加熱処理されているものとそうでないものがあるので、選ぶ際にはチェックしましょう。

硬度

海外のミネラルウォーターは硬水が多いですが、国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水です。
最近では商品に硬度が記載されていることも多いので、簡単に確認できます。
硬度が高いとコーヒーの味を邪魔しがちです。

ph(ペーハー)

市販されているミネラルウォーターのph(ペーハー)は概ね7〜10。
あまりpH値高いものを使うと酸味が減り、まろやかすぎる味になります。

残留塩素

基本的にミネラルウォーターは塩素による消毒はおこなっていないので、残留塩素はありません。

水道水とミネラルウォーターではどちらが良いか?

で、結局水道水とミネラルウォーターではどちらが良いかということなんですが、結論から言うと、一長一短です。
はっきり言って好みの問題かと。
水道水でもカルキ臭やトリハロメタンが気にならなければおいしいコーヒーは作れます。
好みの味にしたいのなら、硬度やph(ペーハー)を調べてミネラルウォーターを使用すればよいと思います。
またミネラルウォーターはペットボトルを購入するだけでなく、ウォーターサーバーを使う方法もあります。
水を買って家まで運ぶ労力がなくなり、なおかつ溶存酸素が豊富で安全な水を利用できたりします。
そのかわりコストはそれなりにかかりますが…。
なかには安いところもあるので、こちらのサイトを参考にしていただければと思います。
ウォーターサーバーの正しい選び方